欧米型食事はとにかく動物性脂肪が多いのが特徴です。このため、動脈硬化による心臓病の死亡率がとても高く、肉消費量や乳脂肪消費量と心臓病による死亡率の間には、明らかに相関関係があることがわかっています。(WHOの報告)
しかも、フランスやベルギー、スイスに住む人々は他の欧米諸国の人たちよりもチーズやバターといった乳脂肪食品や肉類などの動物性脂肪を大量に摂取しているにもかかわらず心臓病が非常に少なく、心臓病死亡率の相関グラフからフランスは見事にはずれています。これがフレンチ・パラドックスと呼ばれる現象です。
この理由は、フランス人が食事の際に赤ワインをたくさん飲むことにあります。フランス人一人当たり年間で約70リットルを飲み、文句なく世界一です。赤ワインにはご存じのようにポリフェノールが豊富に含まれています。ポリフェノールは植物が持っている抗酸化成分で、自らを酸化や有害物質から防ぐ役割をしています。
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